ウィローモスの箱 - 都会の家で育てる




ウィローモス水槽で藍藻(らんそう)類が発生!





ウィローモス水槽で藍藻(らんそう)類が発生!







ランソウというと、藍藻、ラン藻などと言い、水槽メンテナンスの中では最も恐れられている、生物です。

藻という字がついていても、藻類ではなく、菌類のようで、その生態は謎が多い生き物です。

ただ、藍色のものだけかと思いきや、結構な緑のものあります。

今回の水槽では、長期間、2,3年放置し続けたエビ水槽の最終状態として、ラン藻が発生して他の全ての生物を飲み込んでしまい、ラン藻一種だけが生き残ったという状態です。

最も生存競争に強い?最終局面で登場して環境を浄化しながら生育する、浄化されると自ら消えて、また生態系を取り戻す?そういう素晴らしい役目を持っていたのです!なんていうことがあるかは分かりませんが、多分、汚れが吸収され尽くしたら、おのずと消えるのでしょう。

そういう意味では、全ての植物は汚れを浄化しながら生きていて、また、再び、生物が生存できる環境を再建している素晴らしい意味があるのかもしれません。

魚が出した汚れを自らに溜め込み、その毒々しい色と匂いを発していてとても有害な感じがしますが、最終的には環境を綺麗にしてくれる素晴らしいラン藻かもしれません。

今回は酸で、全ての微生物と共に消し去ろうかと思いましたが、長い時間かけて自然が回復していく様子を眺めていきたいと思います。

いつまでかかることやら、わかりませんが。。。




とっても綺麗なラン藻を使ったレイアウトの水槽です。


このド派手な発色の緑が全てのものを目立たなくさせてくれます。


あらゆる植物に光が当たらないように、べっとりと寸分の隙間なく張り付いていきます。


一度、はりつかれたら、枯れるまで二度とラン藻から逃れることは出来ません。


幾重にも積み重なって、分厚いマットのようになっています。
剥がしたところから地面が見えました。
このマットの中には数々のウィローモスたちが消えていったものが混じっています。




水槽内の水面以外のあらゆる面という面、全てに張り付いて広がっていきます。


ろ過装置もラン藻に満たされています。


気泡さえもラン藻の中に閉じ込めてしまい、飲み込んでしまっています。
それはさておき、わかりませんが、なぜか、気泡がラン藻の中にできています。
光合成でもしているのか??
不思議な生物です。