ウィローモスの箱 - 都会の家で育てる




ウィローモスとアフリカンシクリッド

ウィローモスとアフリカンシクリッド




アフシクとウィローモスは合っている


ウィローモスは苔癬類です。得てしてほとんどの場合はミネラルを必要として、湧き水のわく場所を好みます。

腐葉土を好むものもいますし、石灰質を好むものも居ます。どちらがどっちということもないのですが、高ミネラルの環境でもあ悪い状態になるウィローモスはあまりありません。

つまりそれは、アフシクのような高硬度の水槽にはぴったりだと言えます。さらにむしろウィローモスの成長にすごくいいとも言えます。

そんなウィローモスは草食性のアフシクの餌にもなってくれたら、ラッキーです。しかし、野生下での食性は苔ではなく、藻類ですので、石などにへばりついているぬるぬるして、河原などですっころびそうになったあの茶色いほうのコケのほうです。

実にアフシクを飼育しているとガラス面についたコケを食べてくれるものもいます。ただ、面白がってコーキング剤、シリコンを引っ張って剥がしてしまうやつらも居ます。

そんなことをされても、引きちぎられても全くなんの影響もないのがウィローモスです。最強の水草であるウィローモスはいいのかもしれません。

さらに、低光量でも生育できるものもあり、どれくらい凄いかというと、照明なしの水槽で、光はほとんど当たらないような場所にあり、窓からの光は当たりません。微かに部屋に入り込んだ明かりが間接的に入るかな?というレベルです。昼間でも水槽の中味が見えないような明るさの水槽ですが、それでも、しっかりとウィローモスが生育しています。

これはつまり、水を浄化していることにもなりますので、水換えの頻度をおお幅に減らしてくれることにもなります。実際、その水槽は今まで水換えをある期間しないとだめになる魚がでていたのですが、ウィローモスを入れてからは全く問題がありません。

植物が入っている水槽と全く入っていない水槽では、全然、汚染物質の処理能力が違います。魚の糞が分解され、最終的な汚染物質となって水中でさまよっているのか、それを肥料分として植物が吸収して水中から取り除くことができるのか?これは大きな違いです。

実際、水槽の水は大変いい肥料になります。 ミネラルたっぷり、窒素分たっぷりの有機肥料の液体肥料がエンドレスに供給される水槽はウィローモスにとってパラダイスのようです。大増殖してしまいました。



アフリカンシクリッドとウィローモス水槽の様子