ウィローモスの箱 - 都会の家で育てる




ウィローモスとディスカス水槽

ウィローモスとディスカス水槽






相性がいいのか?

ウィローモスとディスカスというのはいい組み合わせでもあります。

しかし、得てしてディスカス水槽というんはベアタンクが多いものです。

面倒で底砂を掃除しやすいようにということなのですが、下にマットのように敷き詰められていくようなウィローモスとはあまりいいものではないかもしれません。

しかし、ディスカスにハンバーグを与えることだけがいいのかと考えると、特に、餌が水を汚してそこに細菌が増殖して大汚染となりかねないような飼い方ではまず不可能です。

そもそも、牛のハツを使ったハンバーグというものは、言ってみれば動物の死骸そのものでもあるわけです。それが残っているというのは、水槽の中で腐敗した魚の残骸を拾い上げるときの匂いを思い出してみれば、決して1日以上、放置しておきたくないものです。

ディスカスの人工フードも食べきれるだけならいいのですが、溶けやすい沈下性の餌はあまりいいと思えません。

溶けやすいというのは、かなりの量の餌の中の養分、魚や肉のエキスなどが染みだしているので、インスタントラーメンのようにふやけた肉の破片が水槽内に漂っているのかと思うとあまりいい気はしません。

こんなネガティブなことを書くのはよくありませんが、金魚の餌にしても大型魚の人工フードにしてもタブレットになってしっかりと固められた餌などは水質のことを第一に考えています。

これらは食べ残して一日放置されない限りは水質を汚染しません。食べきれる量を与えている分にはほとんど問題ないと思います。本来はそれでも糞による水質の悪化が問題になるわけですので、食べ残しなどというのは絶対にあってはならないものだと思います。

自然下では全ての餌が生きています。食べ残しの餌が腐るということはありません。とらえた獲物を食べきれなくても他の動物達が食べるかもしれません。

生きていない魚を食べる生物もいるかもしれませんが、通常はすべての餌が生き餌であり、生餌です。

出来る限り、自然の餌か、しっかりと加工された餌がいいと思います。しかし、ディスカスはなかなか、人工飼料には餌付いてくれません。

そこで、よくあるのが、冷凍アカムシを使うというものです。乾燥アカムシでも食べましたが、一体どれだけ与えたらいいのかわかりません。

およそ1匹につき1日に1ブロック程度の冷凍アカムシを与えていました。1ブロックというのは1シートを20分割程度したものです。

これが多いのか、少ないのかは分かりませんが、痩せすぎずに成長がとまることもなく成魚になったという感じです。

本来の成魚の大きさなのか、温度は普通でこのような餌だと13cm程度がマックスでした。でも、ちょうどいい大きさでした。

よくある、16cm,18cmなどという巨大な円盤を目指して、大量の餌を一日に数回与えるというのとは少し違います。




ディスカスとウィローモスを使った水槽の様子